2015年06月12日

【005】ことばの森 1:2と2:1



大家好!
真夏日が続いた5月も下旬を過ぎ、6月に入ると梅雨入り宣言が出されました。 
梅雨の時期は憂鬱ですけど、梅雨入りとともに、アジサイの花が咲くのが楽しみですね!

ajisayi.jpg

さて、今回の閑談は梅雨とも関係なく、アジサイとも関係なく、日中対照語彙論風のお話です(笑)

今回のテーマ:1:2 Thinking

日本語では「お爺ちゃん」と言いますが、中国語では“爷爷”yéye、“姥爷”lǎoyeと言い分けます。“爷爷”は父方のお爺ちゃん、“姥爷”は母方のお爺ちゃんです。さらに、父方のお婆ちゃんは“奶奶”nǎinai、母方のお婆ちゃんは“姥姥”lǎolaoですね。日本語1に対して中国語は2という関係です。
こういう例はかなりあります:
「時計」:“表”biǎo 、“钟”zhōng
「いす」:“椅子”yǐzi、“凳子”dèngzi
「はやい」:“快”kuài、“早”zǎo
「おそい」:“慢”màn、“晚”wǎn

もちろん、1:2に限りません、1対多の場合も結構あります。
「できる」:“会”huì、“能”néng、“可以”kěyǐ
「思う」:“想”xiǎng、“看”kàn、“觉得”juéde、“认为”rènwéi、“以为”yǐwéi
「切る」:“切”qiē、“砍”kǎn、“割”gē、“劈”pī、“锯”jù

この反対が、中国語では1ですが、それを日本語にするときには2になるというもの。
例えば、“墙”qiángは日本語では「かべ」「へい」と訳し分けます。
“门”mén:「ドア」「門」(例:“我在门口等你。”Wǒ zài ménkǒu děng nǐ.)
“车”chē:「自動車」「自転車」(例:“你有车吗?”Nǐ yǒu chē ma?)
“棒球”bàngqiú:「野球」「野球のボール」

日本語では授受動詞といって、「あげる、やる、くれる、もらう、いただく」などがありますが、これらを使った文を中国語にするときには、たいていのところ“给”一語を知っていれば間に合います。日本語の「あげる、やる」はもちろん、「くれる、もらう、いただく」だって“给”一語で足りるのです。
例:我给你一个好东西。Wǒ gěi nǐ yí ge hǎo dōngxi.
良いものをあげましょう。
亲戚给了我压岁钱。Qīnqi gěile wǒ yāsuìqián.
  親戚からお年玉をもらった。
  请给我一杯热茶。Qǐng gěi wǒ yì bēi rèchá.
  熱いお茶をください。
  叔叔给我们带了很多特产。Shūshu gěi wǒmen dàile hěn duō tèchǎn.
  おじさんがいっぱいお土産をもってきてくれた。

今回はことばの「1:2 Thinking」の話でした。いかがでしたか?

中国語に関する疑問がありましたら、
下記のURLより質問を送ってくださいね!!!
皆さんの投稿を待っています〜
http://www.tecc.jpn.com/contact/index.html

下周见♪


☆相原先生のライブカレッジ『中国語の達人への道』
https://chugokugo.com/class/jitsuyo/t-aihara/00000026.php

☆新発売『中国語類義語辞典』(朝日出版社)
http://www.asahipress.com/bookdetail_lang/9784255008417/

☆Podcast 『相原茂の中国語閑談』
https://itun.es/jp/e7Zn7.c

posted by 相原茂 at 07:00| Comment(0) | 中国語閑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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