2016年09月15日

【065】結果補語の語るコト



大家好!

最近、結果補語のことをちょっと考えてみたんですけど、
「結果補語」というのは、動詞の後ろにあって、動作の結果を表します。
例えば、“听懂”tīngdǒng, “看见”kànjiàn, “写错”xiě cuò, “吃光”chīguāngなどですね。

結果補語は何について述べているのかを考えてみましょう。
一つは、主語の状態を表します。
例: 我走累了。 Wǒ zǒulèi le. 私は歩いてくたびれた。 
  我吃胖了。Wǒ chīpàng le. 私は食べ過ぎて太った。

もし、「何を食べて太ったのですか」と聞くとき、
“我吃胖了面包。”とは言えません。
結果補語が主語の状態を表す場合、目的語を取れないのです。

ただし、“我吃胖了脸。”Wǒ chīpàngle liǎn. は問題ありません。顔も主語の私の一部分ですから。


もう一つは、目的語の状態を表す場合です。

例:她哭湿了枕头。Tā kūshīle zhěntou.  彼女は泣いて枕を湿らせた。
我跑丢了一只鞋。Wǒ pǎodiūle yì zhǐ xié.私が走って、靴がなくなりました。
她跑断了腿。 Tā pǎoduàn le tuǐ. 彼女が走って、足が折れたように疲れた。
她吃圆了肚子。Tā chīyuán le dùzi. 彼女は食べて、おなかが丸くなった。
蚂蚁撞倒了大象。Mǎyǐ zhuàngdǎole dàxiàng.アリが象とぶつかって、象が倒れた。
我玩儿坏了手机。Wǒ wánrhuàile shǒujī. 私が携帯で遊びすぎて、携帯が壊れた。
爸爸烧焦了菜。Bàba shāojiāo le cài. お父さんが料理を調理して、料理を焦がした。


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ただし、例外もあります。
例えば、“我吃饱了饭。”Wǒ chībǎole fàn. 
“饱”は主語の“我”の状態を表しています、普通、後に目的語が取れないはずなのに、ここでは目的語“饭”は問題ありません。
“我喝醉了酒。”Wǒ hēzuìle jiǔ.もそうです。
おそらく、“吃饱”や“喝醉”は普段よく話され,使用頻度が高いため,これで動詞+結果補語という文法関係よりも一種の合成語と化しているため本来とれないはずの目的語がとれるのでしょう。

ただし、“我吃饱了炒饭”とか“我喝醉了茅台酒”は言えません。特殊な目的語ではだめなようです。

一つ厄介な言葉があります。“吃完”の“完”という結果補語です。
“我吃完了饭。”Wǒ chīwánle fàn.
この文“完”は「動作の完了」も表せますし、「目的語であるご飯の状態」の意味も含まれています。食べてご飯も無くなった“完”というわけです。ただし,
她买完了药回去了。Tā mǎiwán le yào huíqu le.
では,クスリを買い終わったのですが,店にあるクスリが無くなったわけではありません。つまり“完”は結果補語ながら極めてアスペクト助詞に近い役割を果たしていると言えそうです。


要するに、今回は、
これから、結果補語が何を表すかに意識的になってほしい、
結果補語が何について表しているのかによって、後ろに目的語が取れるかどうか、どんな目的語が取れるかもだんだんとわかってきます。そういう視点を持ってみましょう。

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posted by 相原茂 at 10:29| Comment(0) | 中国語閑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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