2018年10月26日

【138】都市の別名




大家好!
近年、中国で、上海のことを“魔都”módūと呼ばれています。中国各企業の宣伝キャッチコピーも上海ではなく公式に「魔都」という言葉を使っています。中国の国民の間で定着しつつあります。

実は上海以外、北京、広州などの都市も別名があって、今回の番組では日本人の皆さんがよく知っている中国大都市の別名を紹介します。

・北京Běijīng:帝都dìdū
北京は中国の首都ですから、帝国の都として北京=「帝都」と呼ばれることもおかしくないですよね。
出典は諸説があり、日本のマンガの『サクラ大戦シリーズ』かららしいです。

・广州Guǎngzhōu:妖都yāodū
中国大陸の都市・広州は発展が速く、香港にも近いです。現在代表的な建物“广州塔”Guǎngzhōutǎを“小蛮腰”xiǎományāoとも呼ばれています。セクシー&美しい都市のイメージが強くなっています。

138.jpg


・深圳Shēnzhèn:雄都xióngdū
昔の深センは軽工業が発達していて、深センに出稼ぎする女性が多いため、“雌都”と呼ばれていました。最近IT企業の進出が盛んで、男性労働者が増え、深セン=“雄都”という呼び名も生まれました。

ほかの中国の大都市も変わった別称があります。例えば:
・重庆Chóngqìng:雾都wùdū;
・南京Nánjīng:鸭都yādū;
・拉萨Lāsà:佛都fódū

いずれも、その都市の習慣や文化、歴史と関係しています。

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2018年10月05日

【137】“出事”と“有事”



大家好!
今回も混乱しやすい言葉“出事”と“有事”の意味と使い方を紹介します。

そもそも、日本語の中にも「有事」という言葉があって、
「戦争や事変など、非常の事態が起こること」という意味です。

では、日本語の「有事」と中国語の“有事”は同じ意味ですか。

違います! 「出来事」」の重さ・重要さが全然違います。
日本語の「有事」を「ゆうじ」と読めば,中国語の“出事”とまだ近いかもしれません。

こういう例があります:
・他家里出事了,请了两周的假。
・他家里有事,请了两天的假。

“出事”と“有事”によって、休み期間の長さが違いです。“出事”は大変なことが起きたのです。それにたいして “有事”はちょっとした用事ができたのです。

・“有事”(組)
 「用がある.」という意味です。

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・“出事”(動)
「事故が発生する.事故を起こす.事が起きる.」という意味です。
例:出事了打110! Chūshì le dǎ yāo yāo líng!

もう一つ、“没事”がありまして、
これは“有事”の否定・反対語として使います。



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