2018年05月16日

【128】“几”と“多少”----量か点か



大家好!

“几”と“多少”はどう違いますか?どう使い分けますか?

教科書では大抵こんなふうに書いてあります。
“几” 10以下の数を予想してたずねる、後ろに量詞が必要。
“多少” 数に制限なし。量詞は用いなくても可

ただし、“几”は10をこえても、時間、日時を問うとき用いることができる。
なぜか。

以前の番組でご紹介した「頑固な言葉たち」で、
エレベータに乗って、すでに中に居るひとから「何階ですか?」と聞かれることがあります。中国語でいえば“要去几楼?”でしょう。
ところがここはタワーマンション、40階まである、なのに、“几楼”です。決して“要去多少楼?”とは言わないです。
なせか。

基本的には、日時と同じ理屈です。1階から40階までの限られた数のうちから一つの「点」を指定することで、これは、何時と訊ねて、1時から24時までの中から一つの時点を指定するのと同じ構造です。

つまり、量ではなく、「数であらわされる点を指示する」のです。

・君の住んでいるマンションは何階建て? [量]
你们的大楼有多少层?
・君は何階に住んでいるの? [点]
你住在几楼?

128.png

もう一つ、授業中、先生から「前回どこまですすんだ?」“上次学到第几页?”などという場合も同様です。ある限定された範囲の中から、ある一点を指示するわけです。
以上とは別に、
電話番号を尋ねるときは“你的电话号码是多少?”
車のナンバーや免許証、学生番号などもどうですね。一見無限定の数字の羅列がありますが、こういう場合は“多少”を使います。
明らかにこれまでのとは違い、限定的でなく、サイクル性も感じられず、私はこれを「識別番号は“多少”」と呼んでいます。



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posted by 相原茂 at 23:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする