2017年03月10日

【086】中国2016年流行語 



大家好!
今回の番組では,中国新華社が発表した「2016年中国流行語」の中からいくつかを紹介します。

1、 工匠精神 gōngjiàng jīngshén
「匠の精神」
2016年の《政府工作報告》からの流行語です。
製造の全プロセスと製品の細部に至るまでこだわる「ものづくり」の職人精神が強調されました。政府の報告ですが,これをうけて、“工匠精神”という言葉が急速に広まり、製造業界におけるホットワードとなりました。

2、 洪荒之力 hónghuāng zhī lì
「究極のパワー」
“洪荒”は元々「混沌、カオス」という意味で使われる言葉です。
2016年8月、リオオリンピックで、中国代表の傅園慧選手は、競泳女子100メートル背泳ぎ準決勝で自己ベストを更新する素晴らしい泳ぎを見せ、決勝に進出しました。
試合後のインタビューで彼女は
“我已经用了洪荒之力了。” Wǒ yǐjīng yòngle hónghuāng zhī lì le。
「もう全力でパワーを出し切りました」と話し、インタビューに答える姿がこれまでの中国選手にない自然さにあふれていたためか “一夜走红” yí yè zǒuhóng「一晩でみんなに知れ渡り」ました。
その後「究極のパワー」はSNSなどいろんな場面で頻繁に使われるようになりました。

3、吃瓜群众chī guā qúnzhòng
「やじ馬」というニュアンスの言葉です。
“瓜子”guāzǐ(ヒマワリやスイカの種など)を食べながら、人の話や噂話を聞いたり、気楽で我関せずといったヒマな人の意味です。
ネット上では、トピックなどに積極的にコメントをつけたりする人たちと違って、「発言せず,ただ野次馬見物をするだけ」のネットユーザーたちに“吃瓜群众”という名がつけられました。

4、友谊的小船,说翻就翻。Yǒuyì de xiǎochuán, shuō fān jiù fān.
「友情の小船は転覆するときには転覆する」
これが流行語になったきっかけはある漫画家が書いたペンギンの漫画です。


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「仲良しの可愛らしい2羽のペンギンが一艘の小船に乗っているところから始まるストーリーで片方のペンギンが痩せたといったちょっとした理由から、小船がたちまちひっくり返ってしまうというオチになっている。」

この漫画はあっという間に人気を集め、ネットユーザーたちは次々に新しいネタを考え出しました。

そもそも、何で友情が船と関係があるかというと、英語の「friendship」からきています。


5、套路 tàolù
「人を陥れる計略」
もともと中国武術における鍛錬方法のひとつを指す言葉だった「套路」だが、2016年にネット流行語の一つとなったこの言葉には新たな意味が加わり、緻密に考えられた人を惑わす言葉や行為を指し、“圈套”quāntàoの「ペテン」や「人を陥れる計略」のような意味で使われるようになった。(日本の「劇場型オレオレ詐欺」みたいなものですね。)


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posted by 相原茂 at 05:00| Comment(1) | 中国語閑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする